【理工系最難関】仮面浪人で東工大に合格はできる?東工大合格のための勉強法についても解説
「仮面浪人で東工大に合格したい!」
東京工業大学(東工大)に合格するために、大学入学後も受験勉強に励んでいる方がいると思います。
また、仮面浪人で東工大に合格することができるのか気になっている方もいるでしょう。
この記事では仮面浪人で東工大に合格することができるのか、合格のためにはどんな勉強が必要なのか解説したいと思います。
仮面浪人で東工大を目指している方はぜひ最後までご覧ください。
東工大は理工系の最難関
まず前提として東工大は理工系大学の中で最難関の大学です。
“東京一工”(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)の一角であり、ボーダー偏差値は全ての学院*で65をマークしています(参考:大学受験パスナビ)。
*「学院」とは学部と大学院を統一した東工大独自の教育体制のことです。詳しくはこちらをご参照ください。
入試問題も単純な知識量だけでなく、論理的な思考力や体系的な理解が求められるような難問も数多く出題されており、生半可な勉強では太刀打ちできません。
受験倍率も高く、令和4年度試験では募集人員930名に対し、志願者数が3,802名(参考:令和4年度学士課程入学者選抜実施結果)と、東工大を目指す人は数多く存在します。
仮面浪人で東工大合格は不可能なのか
では理工系最難関大学である東工大に仮面浪人で合格することは不可能なのでしょうか。
答えは、仮面浪人でも合格は可能です。
実際、毎年一定数の方が仮面浪人で東工大に合格しています。
ただし前述のように東工大は難関大学であり、入試の難易度も非常に高いです。
そのため大学の講義や課題で忙しい仮面浪人生が東工大に合格するためには、戦略的に行動することが重要となります。
配点と合格最低点
東工大に合格する戦略を立てる上でまず重要なのは配点と合格最低点です。
東工大では国立大学としては珍しく、共通テストを受ける必要はありますが、点数自体は一次試験の合否を決めるのみに使われ、配点には含まれていません。
一次試験の合否は以前は600点がラインでしたが、現在は倍率が4倍を超えるときのみに利用されます。
現在の一次試験の合否のラインは公表はされていませんが、600点が基準になると考えられます。
2次試験では数学(300点)、英語(150点)、物理(150点)、化学(150点)、合計750点満点の試験が課されます。
次に合格最低点についてです。以下は令和4年度の各学院の合格最低点です。
年度や学院にもよりますが合格最低点の得点率は50〜60%が目安となります。
合格最低点
学院 | 合格最低点 / 満点 | 得点率 |
理 | 396 / 750 | 52.8% |
工 | 394 / 750 | 52.5% |
物質理工 | 375 / 750 | 50.0% |
情報理工 | 451 / 750 | 60.1% |
生命理工 | 368 / 750 | 49.1% |
環境・社会理工 | 367 / 750 | 48.9% |
仮面浪人で東工大に合格するための勉強法
1. 共通テスト
前述の通り共通テストの点数は、試験の配点には含まれておらず、倍率が4倍を超えるときに利用されます。
実際にどの程度得点が必要かは公表されていませんが、まずは7割である630点は確実に取れるようになると良いでしょう。
極端な場合、2次試験でも使う数学2科目と理科2科目で9割、英語で8割を取得すれば520点は取れますので、630点に届かせるには国語と社会で110点を取ればよいことになります。
もちろん全く勉強せずに共通テストの国語・社会に挑むのは無謀ですが、常に7割程度を取れるのであれば国語や社会には時間をかけ過ぎず、2次試験でも使う数学や理科、英語でしっかりと点数を稼げるように勉強するといいでしょう。
共通テストの勉強法については以下の記事でも解説していますので気になる方は是非ご覧ください。
2. 二次試験
東工大に合格する上で重要なのは二次試験での得点です。
前述の通り、合格最低点の得点率の目安は50%~60%程度ですが、合格のためには60%は目標にしたいところです。
しかし東工大の2次試験で60%をとることは簡単なことではありません。
60%をとる上でまず重要なのは数学の対策です。
数学の配点は他の科目の2倍あり、全配点のうちの4割を占めています。
また大問5題に対し、試験時間は180分と非常に長く、東工大が数学を重要視していることがよく分かります。
もし数学に苦手意識があったり、点数の伸び悩みを感じている方は早急な対策が必要と言えます。
数学の対策として、まずは基礎の見直しから行いましょう。
これまで暗記だけしていた公式も、自分で一から導出することで数学力を上げることができます。
また、東工大では微分積分の問題が頻出です。
仮面浪人の場合は大学の講義でも微分積分を扱うため、他の受験生に比べてより深い内容まで学習ができます。
例えば大学の微積の授業ではマクローリン展開を扱いますが、入試ではそれに関連した不等式の問題が頻出です。一見難しい問題でも、知っていれば方針が立てやすくなります。
他にも仮面濾人の数学の勉強法について気になっている方はこちらの記事でも解説していますので是非ご覧ください。
また、数学の半分の配点ですが物理、化学、英語の対策も重要です。
数学で60%が取れても、他の科目が50%しか取れなければ総合の得点率は54%となり、涙を飲むことになってしまうこともあります。
そのため物理や化学、英語の対策もしっかり行う必要があります。
過去問や東工大形式の模試、実際の本試験を受けたことがある方は分かると思いますが、近年易化の傾向にはあるものの東工大の試験は難問が多く、基礎的な知識は言うまでもなく、持っている知識を有機的に繋げる力や記述力も要求されます。
物理はその傾向が特に強く、暗記だけで解ける問題は少ないです。
普段から問題演習を繰り返し、解けなかった問題の見直しを怠らないことが大切と言えます。
逆に化学に関しては正誤を選ぶ問題が多いため暗記が重要になりますが、教科書の隅々まで網羅的に出題対象となっているため短期間で対策をすることは難しいです。
対策としては少し細かい内容まで扱っている参考書や演習書を利用するといいでしょう。
化学の参考書や演習書についてはこちらの記事でも解説しています。
また、英語は他の科目に比べて比較的点数が取りやすいと言われるものの、長文題に慣れていない方には難しく感じるでしょう。
長文を中心に扱っている演習書や「National Geographic」などの無料で読める英語の記事に普段から触れていくことをお勧めします。
もし、数学だけでなく、物理や化学、英語に苦手意識があったり点数の伸び悩みを感じておりどのように勉強していいか分からないと感じている方は塾を利用するのも一つの手段といえます。
仮面浪人の専門塾であるリバシでは、仮面浪人に特化した指導を行っており、オンライン個別指導による授業に加えて、大学の履修の相談や仮面浪人に成功した人の体験談なども聞けます。
受験勉強の進め方や、大学との両立の仕方に疑問や不安がある方は一度無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では仮面浪人で東工大に合格することができるのか、合格のためにはどんな勉強が必要なのか解説してきました。
東工大は難関ですが、適切な対策を積んでいけば忙しい仮面浪人でも合格は可能です。
仮面浪人で東工大を目指している方はぜひこの記事を参考にして頑張ってください!
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